2021/06/19 10:47


ウイスキー(whisky, whiskey)、オードヴィー(Eau-de-vieフランス語でブランデー)、ウオッカ(wodka, vodka)の語源は一緒らしい。
それらの語源はラテン語の"aqua vitae"(アクア・ビット)、日本語に訳すと「命の水」である。つまり、先人達にとってお酒は人生になくてはならない存在であったのである。


この世の中になって思ったのは、文明が発達したとしても、人間変わらないものなんだなということ。文明が発達していない頃は、何か疫病が人類を襲ったときに、
「祟りのせい」、もしくは「悪魔のせい」にすれば済んだのである。昨今の世の中では、巷の酒場で酒類提供を禁じるという暴挙に出やがった。緩和したかと思えば、人数と時間を制限する始末である。何かを悪者にしてしまえば、事がラクに進む。愚か者が思い付くことである。冷静に考えれば判ることを、ろくに考えもしないで思いつきで色々やってしまう。そんな奴らが国を動かしていると思うと疫病なんかより恐怖を抱いてしまう。人間の愚かさたるや。そういう奴らに言いたいのは、とりあえず、一服休憩してから考えれば?と言うこと。

一方で、この世の中になって、嗜好品に対するありがたみを改めて実感している。嗜好品は、確かに生物学的に、生存する上ではなくてもよいものである。要は、"Quantity"「量」という意味では必要ないものである。だが、"Quality"「質」という意味ではなくてはならない存在である。人間は人との繋がりを以て生きている。その上で、その繋がりを円滑にしてくれるものが嗜好品であると思う。我々の人生を形成しているのは…勿論「長さ」もある程度重要であるが、「内容」であるということを忘れてはいけない。

そんな訳で、今回のブログではお酒のアロマを活かした銘柄を紹介したい。嗜好品同士は惹かれ合う。より深い世界観を魅せてくれる。

ピーターソン・アイリッシュデュー


アイリッシュデュー、日本語に無理矢理訳せば、「アイルランドの雫」。この商品名を考えた人は詩人なんだと思う。バージニアとバーレーのブレンドにアイリッシュウイスキーのアロマ。そのアロマがたばこ本来の味わいを引き立ててくれる。
40g/1420円

GLピース・セクスタント


バージニア、ラタキア、オリエント、ケンタッキーのブレンドにラム酒を加えたフレイクたばこ。イングリッシュミクスチャーの深みがラム酒のお陰でさらに深さを表現してくれている。
57g/3250円

コモイカスクNo.5


残念ながら廃盤が決まった銘柄。バージニア、バーレーのブレンドにバーボンウイスキーのアロマ。バージニア葉本来の甘さをバーボンウイスキーのアロマが盛り上げ、バーレーのビターさが纏めてくれる。
100g/5050円

ザ・モルトハウス


バージニア、ブラックキャベンディッシュ、ラタキアのイングリッシュミクスチャーにスモーキーなスコッチウイスキーのアロマがブレンドされたもの。ラタキアのスモーキーさ、スコッチウイスキーのスモーキーさ、そしてバージニア葉本来の甘さ。煙が鼻腔から抜けるとき、その世界観を感じることができるでしょう。
50g/1850円