新しい煙管を次々と意欲的に制作している八久保煙管さんの新作が入荷しました。 八久保・布袋竹羅宇煙管『光大寺』 二節 38000円 三節 39000円 ころっとした丸みが魅力の煙管です。 羅宇には布袋竹という竹を使用しています。 節間のふくらみが七福神の布袋様のお腹に似ているということでつけられた布袋竹という名前。自然が作り出す形は、不思議でしかし美しい。 竹はもちろん1本ずつ違う形なのですが、この布袋竹のふくらみはだいたい3パターンぐらいに分類できそうです。 まずは、お団子のようにふくらみの大きさが均等なパターン。 ふくらみが綺麗で、均等であればあるほど竹材としても高額になるとのこと。 2パターン目は、節が斜めに入っていて、次の節はまた逆の向きに入っている、ジグザグのパターン。模様のようになっています。 3パターン目は不規則なパターン。 ふくらみも、節と節の距離もバラバラ。 しかしその中でもなんとも言えない自然なバランス、美しさを発しているものがあります。 自然な美しさを発見するという面で、ブライヤーパイプに近いものがあるかもしれません。 自然な美しさを持つ布袋竹を両端の純銀が挟んでいる。それがこの煙管です。 一本の煙管の中に小さな世界がある。 布袋竹羅宇煙管『光大寺』を堪能していただけたら幸いです。