2021/07/18 13:01




たばこの醍醐味のひとつは、熟成が進むと味わい深くなることである。そんなわけで、製造されてから凡そ3年経過したジャンゴ・アロマティックを試してみようと考えたのである。
尚、この商品はすでに取り扱い中止となった銘柄。当店にはまだ在庫があるのでご心配なく……




まず、本題に入る前にちょっとした雑学を。マックバーレンが製造したたばこはたばこが製造された日付が分かるようになっている。

バーコードの左上の数字を見て欲しい。左から3桁目と4桁目に注目すると「18」とかかれていることが分かる。つまり、このたばこは2018年に製造されたものである。一方、5~7桁目はその年の何日であるかを示している。170と記載されているので2018年6月19日に製造されたことになる。よってこのたばこは製造されてから凡そ3年経過していると分かるのである。

早速開けてみよう!






写真ではわからないと思うが、スマホのライトで照すと所々細かい粒が反射してキラキラと見える。これは、バージニア葉が熟成されることで、含まれる糖分が結晶化している証である。一般的にバージニア葉とオリエント葉が熟成されると味わい深くなるといわれている。
香りを嗅いでみよう。ほんのりとバニラのアロマが残っている。熟成が進んだバージニア葉の香りと混ざって、それはダークチョコレートの様。後半に感じる豊潤なアロマ恐らくオリエント葉の香りなのだろう。色味は熟成のお陰だろうか、かなりダークである。
若干乾燥気味なので、ジグザググリーンで巻いてみる。よりダイレクトに味わいたいので、ロールフィルターを使用する。
敢えてマッチで着火する。すると広がるのはバージニア葉の優しい甘さとほんのりとしたバニラのアロマ。ひと吸いの後半に感じる独特なスモーキーさはインドネシアのオリエント葉だろうか、エキゾチックさがある。奥底で感じるビターさはバーレー葉なのだろうか。ケンタッキー葉のお陰でしっかりとした香喫味に感じる。
一服をとして感じたのは、このたばこの繊細さ。燃焼温度が上がると辛さがでてしまいやすい。よりゆったりと喫煙することで、最大限香喫味を愉しめる。

ブレンド:バージニア、バーレー、オリエント、ケンタッキー
フレーバー:バニラ
備考:ブラジル、アメリカ、インドネシア、マラウイのたばこ葉を使用していると記載されている。バージニア葉がブラジル、バーレー葉がマラウイ、オリエント葉がインドネシア、ケンタッキー葉がアメリカなのではと思うが、真相は煙の中。
25g/660円

※このブログは筆者の感覚と考えに基づいています。あくまでも参考程度にお読み下されば幸いです。
※当店には既に廃盤となった手巻きたばこを多数取り揃えています。詳しいことはスタッフまで。