2021/11/19 09:50





どんな他の数字、スートになれる「ワイルドカード」。ジョーカーは何にでも化けることが出来るのである。ポーカーでは使い方によっては最強のカードといえるだろう。
その世界観をパイプたばこで表現したものが、ダンタバコの新商品「ジョリー・ジョーカー」である。このパイプたばこは、缶を開けときの香り、ルームノート、そして実際の味わいによって、異なるキャラクターを魅せてくれる。道化師は手を変えて、品を変えて人々を魅了してくれるのである。



「ボクは何にでもなれるのさ。」
-ジョリー・ジョーカー-

このパイプたばこは、リボンカットの中でもカットがかなり細かい。ふと思い付いたことは、このパイプたばこは手巻きたばことしても愉しめるのではないか、ということ。きっとジョーカーはちょっと違うショーを魅せてくれるはずだ。そんな訳で、いてもたってもいられなくなった。そうなってしまっては仕方がない。試してみよう。

★ロールフィルターを用いてシガレットホルダーで喫煙してみる。
パイプ喫煙で体験できるこの味わいを短時間で愉しめる。日常生活の中で、パイプ喫煙をしょっちゅう行うことは難しい。この方法ならば、ふとした時に愉しめる。何気ない一服がさらに特別な存在に感じるはずだ。

★敢えてプレーンフィルターを使用する。
私個人的には普段、フィルターを好まない。というのも、フィルターがたばこの魅力を奪ってしまうのではないか、と考えてしまうからだ。しかし、時にフィルターはそのブレンドが持つ魅力を引き出してくれる。
フィルターを使用することで、辛味を軽減してくれる。それだけではない。バージニア葉が持つ甘味を引き出してくれる。アーモンドのアロマは杏のようなフルーティーな香りをもたらしてくれる。フローラルさすら感じる。バージニア葉のフルーティー感、直後に感じるバーレー葉のナッティ感とヘーゼルナッツの香ばしさは、何とも言えない位心地よい。昔こういう上品シガレットあったよなぁと思わせてくれる。

★メンソールフィルターと合わせてみる。
アーモンドのアロマが持つフルーティーさとフローラルさは、裏方へ徹する。その代わりとして、ヘーゼルナッツの香ばしさとバーレー葉のナッティさはメンソールの清涼感と可憐なメロディを奏でる。バージニア葉の甘さ、バーレー葉のビターはしっかりとしている。それなのに、メンソールのお陰で爽やかな後口。ついつい口にしたくなるがここにある。

★チャコールフィルターと合わせてみる。
フレーバー感はほんのりとで良い。残り香、余韻としてフワッと漂う程度で良い。でも、ルームノートは芳醇な甘さが漂っていて欲しい。そんな我が儘を突き通したい貴方のための組み合わせ。たばこ葉本来の甘さのナッティ感はどこか懐かしい、シガレットの様な味わい。可憐に香るフレーバー感は儚い。遠い昔の思い出に浸りながらバーボンロックを片手に燻らせたい。

嗜好品はこんなにも奥深い。シチュエーションや体調、気分によって使い分けることができる。貴方好みの味わい方を探してみてはどうだろう。きっと貴方にとってベストな「ペア」になってくれるはず。