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トム・エルタン ナイフ 【スネイル】
¥424,600
数あるトム・エルタンの作風の中でも代表格といえます、「ナイフ」。一年に1本作られるかどうか、というほど希少であるといわれています。これほど平和なナイフなんてあったでしょうか? 当店へ仲間入りしてから、かなり時間が経ってしまいました。するとどうでしょう?エボナイト製のマウスピースは、硫化し変色してしまったのです。ひょっとすれば、私なりに愛情を込めてマウスピースを定期的に磨くことができたのかもしれません。けれども、その考えは間違いである、とすぐに気がつきました。といいますのも、このパイプは、トム・エルタン氏が丹精込めて創りあげた「世界一平和なナイフ」なのです。随所に見受けられるシェイプや仕上げに対するこだわりは、まさに「プロの犯行」。 彼だからこそ成せる業と想いが込められたパイプに対して、やはり同じくプロにメンテナンスをお願いするべきなのです。そこで、日本を代表するパイプメーカー、「柘製作所」へマウスピースの磨きを含めたメンテナンスを依頼したのでした。 本当にエボナイトなのかを疑ってしまうほど、輝くマウスピース。エボナイトのマウスピースを磨き上げる技術力において、これ以上信頼できるメーカーは存在しないのです。心なしか、以前よりもブライヤー製のボウルが魅せる表情がにこやかに見えます。 このパイプ、ナイフはクラシックシェイプに当てはめるならば、「ホーン」といえるでしょう。そのダイナミックなシェイプは、周りの人から注目の的になるでしょう。パイプを正面(ボウルを左側に、マウスピースを右側に置いた時のアングル)と裏正面から見てみましょう。ストレートグレインの力強さを味わえます。グレインの配列に合わせて曲線を描いたシルエットに気がつくでしょう。彼が創り出すパイプはどんな時も、木目ありきなのです。あらかじめ細やかな設計図を元にパイプを作り出すわけではないのです。原木と対話しながら自ずとシェイプが決まってくるのです。 一方、マウスピースを自分側に、ボウルを12時の方向へ向けて見てみましょう。バーズアイの美しさを愉しむには、ベストなアングルなのです。このパイプはたばこを喫煙するための道具であり、ブライヤーが魅せる美しさを味わうための芸術であり、トム・エルタンが魅せるシェイプや技術力を愉しむ作品なのです。 ご覧の通りこのパイプは、ブライヤーの中でも高品質なプラトウを使用していることが見受けられます。本来であれば、ライト仕上げにしても遜色なかったはずです。では、一体何故トム・エルタンはこのパイプをダーク仕上げにしたのでしょうか?その答えとなるキーワードは、「コントラスト」でしょう。敢えてダーク仕上げにすることで、コントラストが生まれ、木目の様子が更に分かりやすくなるのです。特に真っ直ぐ力強く伸びるストレートグレインの様子が際立ちます。恐らく彼は、ストレートグレインのその様を見た時に、シェイプをナイフにしてしまおう、と決めたのでしょう。ナイフの鍔に当たる部位とボウルトップにはエボナイトとボックスウッドが埋め込まれています。ボウルトップのブライヤーの部位を敢えてライト仕上げにすることで、ボックスウッドとの一体感がより感じられます。一見遊び心溢れるシェイプの中にも、芸の細かさを実感します。 【トム・エルタン】 現代デンマークパイプ界のリーダー的存在。10代でアンネ・ユリアの工房に入り、パイプの下仕事や修理をしていた。アンネの元にいた時にディープブラック・グレイン仕上げも覚えた。その後ダンタバコに移り、独立。アンネの薫陶を受けパイプ作りの歴史を刻んできたトムは、初期アンネの仕上げの作風を継承しつつ独自のフォルムを完成させた。その表現は現代の作家パイプの中でも特異なもの。軽量化と使い勝手の良さを追求した究極の形として完成度が高い。トムのパイプにはサンドブラスト仕上げでも必ずスムース面があり、そのわずかな面での丁寧な仕事ぶりは特筆に値する。シャープなフォルムであるが温かさも感じるパイプは、彼の実力を遺憾なく現している。 【サイズ】 (パイプ本体) 全長:約205mm ボウル:高さ約48mm ボウル直径:約38mm 火皿内径:約19mm 火皿深さ:約48mm 重さ:約82g ◎原材料 ☆パイプ本体 ブライヤー、ボックスウッド、エボナイト ☆マウスピース エボナイト (タンパー) 長さ:約113mm ◎原材料 ピック:水牛の角(当店独自の見解) 鍔:エボナイト(当店独自の見解) 持ち手:ブライヤー タンパー:ボックスウッド(当店独自の見解) ※当店で取り扱う商品は、道具として使用することを前提としております。微細な傷など状態を気になさるお客様は、必ず店頭で実物をご確認ください。よろしく御願い致します。 ※ご購入前に必ず、特定商取引法に基づく表記のご確認をお願い致します。 ★日本全国送料無料★
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トム・エルタン・ランバーマン・クロスグレイン
¥180,000
ボウルの大きさと比べると、長めなシャンク。このパイプを見た時にシェイプが「ロバット」である、とふと思った方も多いだろう。しかし、それは違う。 その鍵となるのはシャンクの形にある。もし、ロバットであればシャンクの形は丸かったであろう。だが、このパイプは所謂オーバルシャンクである。そのシャンクのシェイプから、カナディアンの雰囲気を感じ取ることが出来るだろう。 このようなシェイプのパイプは、クラシックシェイプでは「ランバーマン」と呼ばれる。オーバルシャンクのおかげで、ボウルがガタイの良い木こりの様にワイルドな印象を与えてくれる。 では、トム・エルタンは一体何故このパイプをオーバルシャンクが特徴的なランバーマンにしたのだろう?その答えは、マウスピースを自分側(6時の方向)に向けた時に判明するのである。 そう、シャンクからボウルトップに向かって階段の様に連なる、クロスグレインの美しさを堪能出来るのである。煙をゆったりと吹き戻した時、ボウルから煙がゆっくりと立ち上る。その様は「天国への階段」の様に映るだろう。このパイプの持ち主にしか実感できない、特別な時間とアングル。もし、シャンクが丸みを帯びていた場合、グレインがぼやけてしまっただろう。 トムが魅せるブライヤーの美しさを愉しめる為のトリックと、愛煙家に対しての想いを充分という言葉では表現しきれない程感じ取ることが出来るだろう。手で握りながらの喫煙は勿論のこと、咥えっぱなしでの喫煙においても良い塩梅の重さである。日常的に愛用するパイプとしてピッタリなサイズ感は、パイプ喫煙をより身近なものにしてくれるだろう。 自分へのご褒美には勿論のこと、大切な人へのプレゼントとしてもオススメだ。 【トム・エルタン】 現代デンマークパイプ界のリーダー的存在。10代でアンネ・ユリアの工房に入り、パイプの下仕事や修理をしていた。アンネの元にいた時にディープブラック・グレイン仕上げも覚えた。その後ダンタバコに移り、独立。アンネの薫陶を受けパイプ作りの歴史を刻んできたトムは、初期アンネの仕上げの作風を継承しつつ独自のフォルムを完成させた。その表現は現代の作家パイプの中でも特異なもの。軽量化と使い勝手の良さを追求した究極の形として完成度が高い。トムのパイプにはサンドブラスト仕上げでも必ずスムース面があり、そのわずかな面での丁寧な仕事ぶりは特筆に値する。シャープなフォルムであるが温かさも感じるパイプは、彼の実力を遺憾なく現している。 【サイズ】 全長:約120mm ボウル:高さ約46mm 火皿内径:約19mm 火皿深さ:約37mm 重さ:約34g ※当店で取り扱う商品は、道具として使用することを前提としております。微細な傷など状態を気になさるお客様は、必ず店頭で実物をご確認ください。よろしく御願い致します。 ※ご購入前に必ず、特定商取引法に基づく表記のご確認をお願い致します。 ★日本全国送料無料★
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トム・エルタン・リンググレイン・サンドブラスト
¥169,000
深刻なブライヤー不足は、世界中のパイプメーカーだけでなく、パイプ作家にも影響を及ぼしている。 そんな中で巡り合った奇跡的な原木。恐らくこのパイプをサンドブラスト仕上げにしたことは、トム・エルタン氏にとって重大な決断であっただろう。本来であれば、ダークなスムース仕上げにするはずだったであろうこのパイプ。きっと、力強く伸びるストレートグレインの美しさを堪能できたであろう。けれども、彼はそれを敢えてしなかったのだ。 どんなに優れたパイプ職人であったとしても、時に重要な決断に迫られることがある。たった一つの目的の為に、敢えてその他の要件を犠牲にしなければならないのだ。彼が原木を手にした時、もう既に彼にはブライヤーの年輪の様子がはっきりと見えていたのかもしれない。 本来ブライヤーの年輪は、サンドブラストを施すことでやっと分かりやすくなるのだ。それが、リンググレインとなって我々パイプスモーカーを魅了するのである。 敢えて深めにサンドブラストを施すことで、原木の柔らかい部位が削られ、硬い部位が残る。その結果がコレだ。ボウルの周りをぐるりと周回するリンググレイン。その美しさは、ボウルトップに敢えて残されたスムース仕上げのおかげで際立っている。だが、それだけではない。リンググレインの芸術的様を引き立てる役柄は、このパイプのシェイプそのものにある。 クラシックシェイプに当てはめるならばこのパイプは、「ダブリンベント」と「ローデシアンベント」の融合といえよう。ボウルの上半身はローデシアン、下半身はダブリンに見える。それはまるでギリシャ神話に登場する「ケンタウロス」を連想させる。そう、その境目を示すかのようなエッジの存在が、鍵となるのだ。このおかげでリンググレインの素晴らしさが強調されている様に見えてしまうのだ。 クラシックシェイプといえば左右対称、所謂「シンメトリー」であることが重大な要素である。よって、そのようなパイプを創り出すことが出来るのは、優れた腕を持った職人のみなのである。更にいえば、クラシックシェイプ同士を融合させてしまう、という奇抜で大胆な発想には、最大なる敬意を表せざるを得ない。 トム・エルタンが仕掛けたトリックが細部にわたって見受けられるこのパイプは、たばこを愉しむ為の良きパートナーとなるだけではなく、自然が作り出したブライヤーの美しさを堪能するための宝となるだろう。 やや小ぶりなサイズ感は、ちょっとした時間に気軽にたばこを愉しんで欲しい、というトム・エルタン氏の想いを感じる。 自分へのご褒美には勿論のこと、大切な人へのプレゼントとしてもオススメだ。 【トム・エルタン】 現代デンマークパイプ界のリーダー的存在。10代でアンネ・ユリアの工房に入り、パイプの下仕事や修理をしていた。アンネの元にいた時にディープブラック・グレイン仕上げも覚えた。その後ダンタバコに移り、独立。アンネの薫陶を受けパイプ作りの歴史を刻んできたトムは、初期アンネの仕上げの作風を継承しつつ独自のフォルムを完成させた。その表現は現代の作家パイプの中でも特異なもの。軽量化と使い勝手の良さを追求した究極の形として完成度が高い。トムのパイプにはサンドブラスト仕上げでも必ずスムース面があり、そのわずかな面での丁寧な仕事ぶりは特筆に値する。シャープなフォルムであるが温かさも感じるパイプは、彼の実力を遺憾なく現している。 【サイズ】 全長:約130mm ボウル:高さ約48mm 火皿内径:約19mm 火皿深さ:約38mm 重さ:約34g ※当店で取り扱う商品は、道具として使用することを前提としております。微細な傷など状態を気になさるお客様は、必ず店頭で実物をご確認ください。よろしく御願い致します。 ※ご購入前に必ず、特定商取引法に基づく表記のご確認をお願い致します。 ★日本全国送料無料★
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Steffen Mueller Verde ステファン・ミュラー・ベルデ
¥173,800
円らな瞳と後ろで束ねられた長髪。優しい目つきと丁寧な喋り口調は、まるで人柄を映す鏡の様でした…… フォトグラファー兼パイプ作家。二足の草鞋をもって歩んだ彼の道のりは、多くの人々に爪跡を残したに違いない。 日本で生まれたゴジラをモチーフにしたPipe、世界で活躍するパイプ作家を被写体にしたPhotograph。数々の作品を世に送り続けた彼の生き様は、人々を魅力したことであろう。 誠に悲しいことではあるが、この作品は彼の遺作となってしまった。このパイプは言うならば、現代的なアートと融合したブローフィッシュ。その仕上げは特殊な薬剤と染料を用いる事で、ブライヤーの木目の魅力を新たな角度からピックアップした。その業は彼のみぞ知るテクニック。そのヒミツは、煙の彼方へといってしまった。 渦を巻く様なバーズアイの表情。伸びるグレインは、スムース仕上げ、サンドブラスト、ラスティック仕上げでは魅せない笑顔をしている。二段ダボ仕様は、芸の細かさを感じる。敢えてアングルをずらした胴体(ボウル)と背びれ(シャンク)。そうすることでこのパイプに生命を吹き込むのである。今まさに力強く泳いでいるかの様な生命力。予想外の軽さは咥えっぱなしにしていても平気に感じるだろう。 パイプたばこを喫煙するためのたかが道具。けれども、芸術品的要素は我々愛煙家を飽きさせることはない。このパイプが存在する限り、彼の想いは生き続けるだろう。我々の世代だけでなく、次の世代へと。 【スペック】 ボウルの高さ:約60mm ボウルの幅:約47mm 火皿内径:約18mm 火皿深さ:約28mm 全長:約120mm 重さ:48g 【ステファン・ミュラーさんのプロフィール】 1966年-2024年 ドイツを代表するパイプ作家のひとり。 2009年に最初のパイプを制作。 2010年には小さなワークショップを立ち上げ、販売を開始。その時に彼のパイプを購入した一人がRoger Wallenstein 。 Sixten Ivarssonや徳富博之やMichail Revyaginのようなパイプ作家の影響を受け、友人としてはRoger WallensteinやChristian Wolfsteineと交流を持つ。 スペイン、フランス、イタリア、ギリシャの様々産のブライヤーを使用。希望する形と仕上がりにより使い分けている。 マウスピースにはドイツ製のエボナイトを使用。デザインによりアクリルを使用することもある。 彼の特徴の一つはDriftwood finish(流木仕上げ)特殊な薬剤(自然由来のものを組み合わせるらしい)。 ラステックやサンドブラストを様々に組み合わせ独特の表面仕上げを行なう。 実は彼がパイプ制作にこだわりを持つ点は、外見と同じくらい煙道やマウスピースの構造。ユーザーから内部の作り、たばこの味わいについて好評を得ることが彼の喜びでもある。 ※当店で取り扱う商品は、道具として使用することを前提としております。微細な傷など状態を気になさるお客様は、必ず店頭で実物をご確認ください。よろしく御願い致します。 ※ご購入前に必ず、特定商取引法に基づく表記のご確認をお願い致します。 ※ご注文後、初回注文のみ年齢確認をいたします。詳しくは”特定商取引法に基づく表記”をご覧ください。 ★日本全国送料無料!
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Karl Harkam カール・ハーカム パイプ two star
¥110,000
ハンドメイドパイプの醍醐味は、各々作家の解釈に従って、ブライヤーが持つ木目に合わせてシェイプや仕上げが決まることだろう。世の中には様々な工芸品や建築物があるが、それらとの最大の違いはきめ細かく採寸された設計図が存在しないことである。そのパイプの行く末を決めるべき下絵程度のことは行うかもしれない。けれども、ブライヤーの原木というものは自然が創り出した宝箱の様なもので、実際に削って切り出して(開けて)見ないとその様子が分からないのである。 よって、シェイプや仕上げなどを見れば、作者の意図を読み解くことが出来るのである。そういう意味では完成されたパイプはメッセージカードの様なものなのである。 イースターエッグの様な丸みを帯びたボウルに、なだらかなエッジが施されたスクエアシャンク、マウスピースはエボナイト製でサドル仕上げである。 楕円形のボウルは、グレインの流れに合わせた結果なのである。パイプの正面と裏正面にストレートグレインがあるお陰で、マウスピースを12時の方向に向けてパイプを見た時に、バーズアイの美しさが際立つのである。それはまるでストレートグレインという優しい手がバーズアイ達を包み込んでいるかの様な安心感。ボウルトップに丸みを持たせることで、やや大きめなパイプでありながら、ファンシーな印象を与えることができるのである。 雰囲気がワイルドすぎない様に丁寧に施されたスクエアシャンクは計算高い。真っ直ぐ伸びるグレインが更に際立つだけでなく、バーズアイの美しさがより上品な印象になるのだ。 サドル仕上げのマウスピースはこのパイプのまとめ役。スッキリとしたイメージだけでなく、良い意味でかしこまった装いになるのだ。 更に、このパイプはデスクにそのまま置ける、セッタータイプだぞ。道具としてのパイプ。日常生活において、良きパートナーになってほしい。そんな想いを感じ取ることが出来る。 スペック ボウルの高さ:約60mm ボウルの幅:約42mm ボウルの深さ:約34mm 火皿内径:約21mm 全長:約143mm 重さ:約59g ※当店で取り扱う商品は、道具として使用することを前提としております。微細な傷など状態を気になさるお客様は、必ず店頭で実物をご確認ください。よろしく御願い致します。 ※ご購入前に必ず、特定商取引法に基づく表記のご確認をお願い致します。 ★日本全国送料無料!!★ ★Karl Harkam カール・ハーカム氏プロフィール 1958年オーストリア生まれのフリーハンドパイプ作家。 2005年、パイプ制作をはじめる。 誰かを師事することなく、独学で腕を磨いていった。 品質へのこだわりが強く、イタリアのパイプ作家であり最高級ブライヤーの供給元であるロメオブライヤー・ミンモからのブライヤーのみ使用。 年間20〜25本程度と少量の制作。
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スタニスラフ・カメンスキー(STANISLAV KAMENSKY) ビー・キャラバッシュ
¥176,000
それは、小鳥にさえ見えた。雀がエサを啄んでいるかのようなフォルム。小ぶりな火皿に、独特な広がりを魅せるシャンク。このパイプは謂わば「ダブルチャンバー」と呼ばれる類いのパイプであり、そのカテゴリーのパイプが世界中で流行するきっかけとなったパイプのひとつと言って良いだろう。 あれは、2013年から2014年頃だっただろうか。このシェイプのパイプが世の中に登場した時、それはまさに青天の霹靂であった。これが本当にパイプなのかを疑ってしまった程である。 それから、10年以上の月日が流れた。独特な構造とユニークな仕上げの美しさを一人でも多くのパイプスモーカーに知ってもらいたい、そんな私の想いが裏目に出てしまった。マウスピースは硫化が進み変色し、パイプの正面はブライヤー製のボウルが日に焼けてしまっていた。裏正面と全く異なる色合いは、アメリカンコミック「バットマン」に登場する「トゥーフェイス」こと「ハーヴィー・デント」の様であった。 このままでは、製作者の想いを台無しにしてしまうだろう。そう感じたのだ。そこで、柘製作所の力を頼ることにしたのである。エボナイト製のマウスピースの磨き直しと、日焼けしてしまった箇所を本来の色合いに復元すること。今回の依頼は、異例なことといってよいだろう。工場長の熟考の結果、染色を重ねて調整しながら元々の色合いを復元することにしたのである。 では、パイプを見てみよう。その仕上がりは、まるで時間が巻き戻ったかの様である。10年以上前に当店の仲間になった時の姿そのものである。 このパイプの特殊な構造をおさらいしよう。 ①マウスピース エボナイト製で、アーミープッシュを進化させたような構造。マウスピースを軽く指で弾くことで取り外す。通常シャンクと呼ばれる部位には、広い空間が設けられており、煙が滞留することで冷却され、クールスモーキングしやすいのである。普通のパイプであれば、火皿からマウスピースまでの距離が短いので、燃焼温度が上がりやすく、コントロールが難しいものになってしまう。持ち運びのしやすさと喫煙のしやすさを両立させている。手に取って握った時にはじめて気が付く、まるで運命であるかの様なフィット感。 ②仕上げ 特殊な技法が施されたブライヤーの表面の質感は、スムース仕上げやサンドブラスト仕上げ、ラスティック仕上げとも異なる優しい肌触りである。これは、パイプスモーカーにとって最も身近なパートナーであって欲しい、という想いが込められている。 ちょっとした時間を、贅沢に過ごす。そんな時のキーアイテムになるだろう。 スペック ボウルの高さ:約40mm ボウルの幅:約37mm ボウルの深さ:約23mm 火皿内径:約19mm 全長:約90mm 重さ:約34g ※このパイプはナチュラル仕上げ、つまり染色した後にオイル仕上げを施しておりません。ですので、オーバーヒートの状態にならないように、ゆったりとした喫煙を心がけましょう。高温で喫煙すると、染色した染料が色落ちし、手についてしまう可能性があります。 ※ダブルチャンバーの最大の魅力は、簡単にクールスモーキングしやすい点です。ですが、油断してオーバーヒートな喫煙をすることは避けましょう。広い空間の中で煙が急激に冷える事で、「結露」が発生しジュースが出やすくなります。 ※当店で取り扱う商品は、道具として使用することを前提としております。微細な傷など状態を気になさるお客様は、必ず店頭で実物をご確認ください。よろしく御願い致します。 ※ご購入前に必ず、特定商取引法に基づく表記のご確認をお願い致します。 ★日本全国送料無料!!★
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Konstantin Shekita -コンスタンティン・シェキータ-
¥330,000
ハンドメイドパイプの魅力のひとつは、作者の人柄や性格を読み取る事が出来る点であろう。 珊瑚にも似た「肉抜き加工」は、繊細さと真面目さ、そして忍耐力がないと成し得ない神業ともいうべきものである。この加工は1日に長くて3時間程しか出来ないらしい。このパイプを見ると、彼が真面目で忍耐力があり、繊細な人柄であることがわかる。 ふと見ると、小さな穴達は不規則に開いている様に見える。だがそれは、ミスリードだ。リンググレインの様子がより立体的に見えるように、また、スムース仕上げにした場合力強く伸びていたであろうストレートグレインの面影を引き立てる役目を果たしているのだ。一見カオスと感じる世界、そこには秩序が広がっている。 更に言えば、パイプとしての機能面においても、彼は熟考を重ねてこの仕上げにしたのであろう、と読み解くことが出来る。軽量なので長時間咥えっぱなしにしていても、顎に負担がかかりにくい。その上、表面積の広さと空気が入り込みやすい構造のお陰で、放熱性が優れている。 個人的には“Crazy pipe”という呼ばれ方は気に入らない。奇抜に見えるデザインの中にある優れた機能性は、感動を与えてくれる。私としては、“Super-advanced pipe”(超高度なパイプ)と呼びたい。 ★Konstantin Shekita -コンスタンティン・シェキータ-プロフィール★ ウクライナ出身。 人気映画に出演していたプロスタントマンからパイプ作家へ転身。 彼のキャリアはゴールデンゲイト社のキーウ工場に始まる。 ゴールデンゲイト社は旧ソビエト時代よりブライヤーパイプを製造してるウクライナでは唯一のパイプメーカー。90年代コンスタンチンが最初に携わったのはマウスピースの研磨で、そこからパイプ作りに目覚める。工場では家具も製造していたため、あらゆる木材を目にすることができ、材料に困ることはなかった。最初の作品は、加工されていない原木。アドリア海周辺のアルバニア産ブライヤーだった。 彼は厳選された古いブライヤーだけがパイプ用として輸出されていると知り、すぐに個人で取引を開始。パイプ作家としての独立を果たしたが、ゴールデンゲイト社とも協力関係を続けた。そんな中、彼のパイプはCISやヨーロッパで目覚ましい成功を収める。17年間に作った独創的なパイプは500本以上。しかし全てが売買されているわけではなく、自分のコレクションために何本かを手元に残すことで有名な作家だ。 数年間、たばこの世界でキャリアを積んだ後、「パイプコンテストへの参加-ビリヤードの製作」を決断。彼は自分の実力を確かめるためにエントリーし見事第二位に輝く。その後、彼のパイプは知名度を上げ、キーウでのロング・スモーキングコンテストの優勝賞品に選ばれた。さらにコンスタンチンの挑戦は続く。2007年ポーランド大会、世界大会、2008年に開催されたシカゴ大会での国際大会に作品を出品。 デザイン重視と思われがちだが、パイプの基礎を学び、技術の向上に余念のない作家。彼の透かし彫りパイプのインスピレーションは自然界の様々な者から得ている。その独特な造形美から『クレイジーパイプ』と呼ばれている。 【サイズ】 全長:約120mm ボウル高さ:約35mm ボウル幅:約51mm 火皿内径:約18mm 火皿深さ:約28mm 重さ:約52g ※当店で取り扱う商品は、道具として使用することを前提としております。微細な傷など状態を気になさるお客様は、必ず店頭で実物をご確認ください。よろしく御願い致します。 ※ご購入前に必ず、特定商取引法に基づく表記のご確認をお願い致します。 ※ご注文後、初回注文のみ年齢確認をいたします。詳しくは”特定商取引法に基づく表記”をご覧ください。 ★日本全国送料無料★
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ポール・ウィンズロウ ヴァイキング・ポット
¥26,400
北欧デンマークのパイプ製作における革新者として、世界中の愛好家から敬愛を集めるポール・ウィンズロウ。その類稀なる感性と熟練の技から生み出されるパイプは、単なる喫煙具を超えた芸術作品として高い評価を得ています。このパイプは彼を代表するシリーズといえる、ヴァイキングシリーズの一本です。 このパイプを手に取ると、ヴァイキングシリーズにしては少々こぶりであると感じるでしょう。特にボウルの高さがやや低めに作られているのです。これは、「今の時代」にフィットさせた結果なのです。喫煙環境が厳しい現代社会。それだけではなく、忙しない日常生活の中でパイプ喫煙を愉しむ時間の確保は、難しいものになってしまいました。ちょっとした時間でもパイプ喫煙を気軽に愉しむことができるように、と愛煙家を想い作られたパイプなのです。 やや右下がりなベクトルのグレインは、ボウルトップを敢えて湾曲させたことで、洗練された雰囲気を醸し出します。一方で、それを挟むかの様に施されたラスティック仕上げが、わざと浅めにされていることに気がつくでしょう。この理由(わけ)は、このパイプを正面(マウスピースを右側へ置いたときのアングル)から見ると答えが判るはずです。そうです、バーズアイを引き立てるためなのですね。このパイプは謂わば、他には類を見ない稀なクロスグレインといえるでしょう。 ブライヤーの原木という「空間」をどの様にして「切り取る」か。それは、各々パイプ作家によって解釈が異なります。その中でもポール・ウィンズロウ氏は変化自在のトリックスターと呼べるでしょう。 一つとして同じものがない、完全な手仕事によるこのパイプは、細部に至るまで作家のこだわりが息づいています。使い込むほどに手の脂やタールの色が染み込み、木肌は艶を増し、持ち主だけの色へと変化していくでしょう。それは、パイプと共に過ごした時間そのものが刻まれる証であり、何物にも代えがたい愛情へと繋がるのです。 【スペック】 全長:約155mm 高さ:約43mm 火皿内径:約20mm 火皿深さ:約28mm 重さ:約63g 【9ミリフィルター使用可能】 ※当店で取り扱う商品は、道具として使用することを前提としております。微細な傷など状態を気になさるお客様は、必ず店頭で実物をご確認ください。よろしく御願い致します。 ※ご購入前に必ず、特定商取引法に基づく表記のご確認をお願い致します。 ★日本全国送料無料!!★
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ポール・ウインズロウ ヴァイキング・モーニンググローリー
¥26,400
ハンドメイドパイプを製作することは決して容易いことではない。時には、移り変わるシェイプや大きさのトレンドに合せてパイプを製作することも重要な仕事なのである。そう、謂わばマーケティングを行いながらシェイプや仕上げ等を決めなくてはならないのだ。優れたパイプ作家であるほど、どういう愛煙家が自分のパイプを愛してくれるかをシュミレーションしている様に思える。 どの様な時代や状況にあっても、「新しい風」を吹き込むことは重要なことである。パイプ喫煙というニッチな世界を絶やすことなく持続させるためには、若年層のパイプスモーカーを増やすことが先決なのである。 今までのヴァイキングは大きすぎた。もしかすればまだまだパイプ喫煙始めたてのビギナーにとって、そのダイナミックさが敷居の高さを感じさせていたのかもしれない。その結果、作家パイプの魅力を知る機会が失われ、場合によってはパイプ喫煙を辞めてしまった方もいらっしゃるだろう。 歴史を思い出せば、19世紀頃ヨーロッパにおいて、パイプ喫煙は庶民的なものであった。一方シガレットは富裕層向けであった。そう考えると、パイプ喫煙は本来気軽なものなのである。 今回入荷したヴァイキングシリーズも、気軽にちょっとした時間にパイプたばこを愉しめそうな小ぶりなシェイプが勢揃いだ。 このパイプはクラシックシェイプに当てはめるとどのシェイプと言えるのか、甲乙つけがたい。前傾したボウルと緩やかな曲がり具合から、プリンスの派生型ともいえるが、ボウルの形から少々高さが低めなダブリンとも解釈出来るのだが…そのボウルのシルエットがまるで花開いた朝顔の様に見えるので、モーニンググローリー(朝顔型)と解釈すべきだろう。 ラフトップ風に施されたボウルトップのラスティックとその曲面は、この可愛らしいシルエットにワイルドさを与えてくれる。ボウルトップがより際立って見えるのは、巨匠ポール・ウインズロウが仕掛けたトリックによるものだ。火皿を一周する様に残されたエッジとスムース仕上げ、それは火皿へ向かうかの様に傾斜がつけられている。そのおかげで更に立体的に見えるのである。 【スペック】 全長:約140mm 高さ:約40mm 火皿内径:約18mm 火皿深さ:約28mm 重さ:約51g 【9ミリフィルター使用可能】 ※当店で取り扱う商品は、道具として使用することを前提としております。微細な傷など状態を気になさるお客様は、必ず店頭で実物をご確認ください。よろしく御願い致します。 ※ご購入前に必ず、特定商取引法に基づく表記のご確認をお願い致します。 ★日本全国送料無料!!★
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Davide Iafisco ダビデ・イアフィスコ ワイドリム
¥137,500
相反する物事同士を両立させることは難しい。大胆さと繊細さ、ワイルドさとファンシーさ、と言うように。イタリアのパイプ作家、ダビデ·イアフィスコ氏はこれらのギャップをひとつのパイプの中に込めたのである。 敢えて少しだけ残したラストップ。そうすることでかえってボウルトップのバーズアイの繊細な美しさが映える。大胆なストレートグレインと曲線を描くエッジ、ボウルトップが魅せる曲面は、朝顔が花開いた様子をシルエット化した様な雰囲気を持つ。 手でボウルを握った時に思わず頷いてしまう、納得せざるを得ないシェイプ。マウスピース側からパイプを見た時に気がつく、バーズアイとストレートグレインのコントラストが魅せる景色は、このパイプを手にしたアナタだけの特権なのである。 スペック 全長約140mm ボウル高さ約45mm ボウル直径約57mm 火皿内径約18mm 火皿深さ約30mm 重さ約59g ※当店で取り扱う商品は、道具として使用することを前提としております。微細な傷など状態を気になさるお客様は、必ず店頭で実物をご確認ください。よろしく御願い致します。 ※ご購入前に必ず、特定商取引法に基づく表記のご確認をお願い致します。 ★日本全国送料無料!!★
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ポールウィンズロウ プライベートコレクション
¥220,000
ポール・ウィンズロウのプライベートコレクションは年間制作本数が限られる希少なものと言えます。高級なプラトウを贅沢に活かした代物です。 真っ直ぐとのびるストレートグレインはまるで生命力の強さを象徴しているかの様です。それをより美しく魅せる為に敢えて残したラフトップがKeyです。 ラフトップの部分を黒く染色したことでよりコントラストが生まれ、更にストレートグレインの様子が際立って見えるのです。これは謂わば、ポール・ウィンズロウ氏が仕掛けた「視覚的トリックその1」といえるでしょう。 火皿付近を見ると、まるで火口の様に見えます。火皿を周回するかの様に敢えてスムース仕上げにしたのです。こうすることで、ラフトップにより立体感が生まれるのです。これが、「視覚的トリックその2」なのです。 パッと見るとハンドメイドならではの自由度が高いシェイプに見えるかもしれません。しかし、ストレートグレインの美しさを引き立てる、という目的の為に職人が計算し尽くした結果なのです。 ブライヤーの木目が魅せる芸術性とそれを活かす職人の技術力を味わえる逸品といえるでしょう。 ※9mmフィルター使用可能 スペック ボウルの高さ:約50mm ボウルの幅:約45mm ボウルの深さ:約39mm 火皿内径:約21mm 全長:約140mm 重さ:約63g ※当店で取り扱う商品は、道具として使用することを前提としております。微細な傷など状態を気になさるお客様は、必ず店頭で実物をご確認ください。よろしく御願い致します。 ※ご購入前に必ず、特定商取引法に基づく表記のご確認をお願い致します。 ★日本全国送料無料!!★
