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飯塚 昇 作 今様花魁煙管・彩

¥19,800 税込

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花魁喜世留といえば、それは江戸時代の話。主に吉原の花魁が愛用していた喜世留のことをいう。通常の喜世留と比べると、その線の細さに圧倒されることだろう。そう、花魁喜世留は単なる喫煙具ではないのだ。女性の可憐な手元を飾るファッションアイテムでもあったのだ。

吉原は江戸の中でも愛煙家にとって嬉しい街だったに違いない。江戸といえば、火事の多さもあってか実は喫煙環境が厳しかった大都会。路上喫煙していたもんなら、街ゆく人々に白い目で見られただろう。吉原は、唯一路上喫煙ができた街なのであった。これには、風俗としての吉原における特殊なシステムが関係している。花魁が格子窓から喜世留を差し出し男がそれを一服すると、交渉成立となり、あとはお楽しみタイムとなったのである。それが故、売れているオンナほど持っている喜世留は長かったのだ。

数々の女性の手元を飾ってきた花魁喜世留。では、現代の時代に合うようにスタイリッシュにすると一体どうなるのだろう?そんな遊び心溢れるアイディアから生まれたのが、「今様花魁煙管」シリーズなのである。

この「今様花魁煙管・彩」は、その華奢ともいうべき線の細さと華やかな橙色の羅宇が特徴である。だが、その色遣いによく注目して欲しい。その色合いは一般的な花魁喜世留の橙色と比べると、少しダーク気味で所々羅宇竹本来の色合いが見え隠れしているのである。

女性が持つ本来の美しさを活かしたメイクには、「ナチュラルメイク」があるが、その概念を喜世留で表現するとは、流石巨匠飯塚昇である。羅宇竹の良さを活かしつつ、真鍮が持つ本来の輝きに花を持たせたのである。美しさとは本来、内面から滲み出るものではないだろうか。

「魅せる」ことは、職人が持つ技術力だけではない。彼が持つ独自の感性に基づいた色遣いも重要な要素なのである。素材を活かした色の使い方に、思わず圧倒されてしまう。喜世留文化が今の時代に馴染む様に丹精込めつくられた、飯塚昇氏の代表作のひとつである。

長さ:約220mm
材質:真鍮、竹

【飯塚 昇】

昭和9年12月29日生まれ。 父親もキセル職人。父の後ろ姿を見ながら育ち、昭和25年に弟子入り。 昭和45年頃までキセル作りに励むが、途中一度転職の経験も有り。転職した仕事が定年を迎えた為、60歳から再びキセル作りに戻る。 時間を見つけては、全国各地へキセル巡りの旅へ出掛ける。海外へもキセルを求めて旅立った事も。 燕市産業資料館で年1回開催される『つばめ手仕事展』へ毎年出展。(公式HPより)

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